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〒038-2793 青森県西津軽郡鯵ヶ沢町鯵ヶ沢高原 [地図]
東京から車で580分 電車で330分
THE 脇パウ天国2!!
☆☆☆☆ 4 満足。機会があればまた来る!
【総評】
2月9日、初訪問。
クルマが長期入院してしまったので、新幹線で青森遠征に出ることにした。青森県のスキー場は一つも滑ったことがなかったからだ。
初日は一気に下北半島を北上、むつ市の釜臥山スキー場へ行ってみた。そこで、聞きしに勝る絶景に感動し、予想よりはるかに酷い湿った雪に涙した(笑)。翌日は、弘前への移動と市内観光に費やし、3日目にやってきたのがココ、青森スプリングだ。
岩木山の斜面に開かれたこのスキー場は、かつてはプリンス系列であり、その後経営が変わる度に名前がコロコロ変わっている。スキー場に限らず、レジャー施設ってのは“知名度”がある意味生命線であり、まるで語感の異なる名称に変えてしまうのはあまりよろしくないと思うのだが、そんなことは何処吹く風。今度はどんな名前になるのか気になるところだ(笑)。地元の人や、以前からスキーをやってる人には、プリンス時代の“鰺ヶ沢”が最も通りがいい。
トップの標高は920mと決して高くないが、ゲレンデは見事に北向きであり、緯度の高さも相まって素晴らしいパウダースノーが待っていた。釜臥山では“緯度の恩恵”に全く与れなかった分、感慨も一入だ。
全体的に緩斜面が多く、上級者には消化不良と思われがちだが、3本ある上級コースはまさに脇パウ天国。殆んど面ツルのヒザ上パウダーを一日中喰いまくり、釜臥山の鬱憤を全て晴らし、大満足のスキー場と相成った。以前、岩手の奥中山に“THE 脇パウ天国”の称号を贈らせてもらったが、期せずして第2号はコチラに進呈、青森のスキー場の面目躍如といったところか。
つーことで、マジで気に入ったスキー場であるが、敢えて難点を挙げると…
【ここが×】
▼公共の足がない。何通りかある送迎バスは全てホテル宿泊者専用。せめて鰺ヶ沢駅からのシャトルバスは日帰り客にも開放してほしい。しょうがないから、わたしゃ弘前からレンタカーで行ったけどさ。
【天候・気温】
薄曇り一時雪 日中、ベースで-1℃くらい。
【公表積雪深・雪質】
150cm 乾雪
【リフト、コースオープン状況】
アスペンペアのみ運休。全コースオープン。
【混雑状況】
平日。地元小学校のスキー授業2校。ゴンドラはタイミングによって数分の待ち。それ以外はリフト待ちなし。
【上級コース状況】
◇◇ツイスター◇◇
コース内は整地。リフト側の疎林帯は、木の間隔が広く、絶好のツリーランエリア。エントリーしやすい分トラックも多いが、それでも浮遊感満点のヒザ上パウダーランを満喫できる。
◇◇ダイアモンド◇◇
不整地。滑り出しがやや遅かったのでコース内は食い尽くされたパウダー。コース脇の疎林帯は、木の間隔が広く、絶好のツリーランエリア。ツイスター側よりエントリーする人は少ないので、ラインを選べば殆んど面ツルのヒザ上パウダーを喰える。
◇◇コルクスクリュー◇◇
不整地。昼過ぎになってから行ったので、コース内はかなりトラックが入っていたが、それでも脇パウは充分に残っていた。このコースは回転効率が極めて悪く、美味しい部分の上下を挟む緩斜面を延々滑って、3km15分もかかるゴンドラに乗らないとリピートできない。その分滑る人が少なく、新雪の残存率が高いのだ。コース脇は絶好のツリーランエリア。前述の通り、滑る人が少ないので終日、殆んど面ツルのヒザ上パウダー。
以上、コース外滑走は、公式にはもちろん禁止。ちゃんと技術のある人が自己責任で滑ること。
◇◇パラダイス(中級)◇◇
整地。コース上部に、半面不整地が残してあり、ラインコブが一本。前半は斜度が緩く、ピッチがやや間延びしていたのが玉にキズだが、それでもちゃんとしたコブを滑れたのは嬉しかった。