OPEN
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〒378-0412 群馬県利根郡片品村土出2609番地 [地図]
東京から車で150分 電車で170分
日本一の体育会系スキー場!?
☆☆☆☆4 やっぱ面白い!何度でも行くぜ。
【総評】
'16年2月18日(木)8年ぶり再訪。
滑り応えのあるコースをズラリと揃え、上級者からの圧倒的な支持を誇る人気スキー場。
その体育会系度は日本一と言っていいのではないだろうか。
え、八方のほうがずっと上だって?
そりゃそうですよ。元々スキー場のある山がそんなにデカくないんだから、規模で較べれば、ニセコだの野沢だの八方だの…ここより大きな上級向けスキー場は幾つもある。でも、そういうビッグネームは…日本離れした雄大な景観やら、充実したアフタータウンやら、滑る以外のレジャー的な要素も多々あるでしょ?
対してこの岩鞍は、正直、景色は地味だし、アフターを楽しめるような場所は殆んどないし…仮に泊まりで行ったとしても、日中クタクタになるまで滑り倒して、夜はさっさと寝なさい、みたいな、要するに滑る事だけに特化したような雰囲気がプンプンして…それ以外の遊び要素が極力排除された感じを含めて“体育会系度日本一”な気がするわけですよ、僕には。
ま、多少のヒニクを込めてですが(笑)
この日は、エキスパートコースがクローズしていたこと、新雪が無かったこと、コブがガッチガチに固くて苦労したこと…で、☆をひとつ落としたが、それでも高評価であることは間違いない。これからも何度も足を運ぶであろう、鉄板のスキー場だ。
【ここが○】
・圧倒的な上級コース群
中の上、くらいの規模でこれだけ滑り応えのある斜面を揃えたスキー場は滅多にない。体力勝負のスキー場なので体調は万全で臨みたい。以前、寝不足を押して滑ってたら、リーゼンのコブの真っ只中で吐きそうになった(笑)
・レストラン“オクタ”の焼きカレー
超有名メニューなので今更…という気もするが。やはりこいつの美味さはゲレ食のレベルを遥かに超越している。ちょいとお高いが、食事付1日券なら追加料金なしで食べられる。
【ここが×】
・リフト券が高い
でもって、割チケ類は皆無。人気があるだけに強気の商売である。食事付1日券の食事券部分は良心的な設定だとは思うが、値段を考えれば当然かな。
【天候・気温】
晴れ。日中、ベースで3℃くらい。
【雪質】
上部、乾雪。下部、湿雪。
【公表積雪深】 160cm
【リフト、コースオープン状況】
第7ペア、運休。エキスパートコース、上部で雪崩発生のためクローズ。それ以外は全面オープン。
【混雑状況】
平日。寂しくない程度に適度な賑わい。リフト待ちなし。ストレスを感じるコース混雑なし。
【上級コース状況】
◇◇国体男子◇◇
不整地。特に気になるようなコブやギャップはないが、全体的に荒れている。新雪は皆無。固く締まった荒れた下地の上にジャガイモくらいの雪玉がゴロゴロ。正直、疲れるだけで楽しくない。
◇◇国体女子◇◇
整地。午前中はなかなか爽快なハイスピードカービングバーンだが、人気のコースだけに午後は荒れてくる。
◇◇リーゼン◇◇
ほぼ全面コブ。ピッチやや長めのバンクコブ。少雪の影響か、溝の部分はブッシュが出ている場所も多し。この日は、ガッチガチに締まった殺人コブで、終日緩むことはなかった。深い吸収動作と、板を“横に抜く”感覚でどうにか対応したが、腰に響く衝撃はハンパなく、翌日の筋肉痛は凄まじかった…(笑)
◇◇ぶなの木◇◇
コースの端に圧雪車一台分のエスケープゾーン(常連は“負け犬ゾーン”と呼ぶらしい)、それ以外は全面コブ。固定ファンも多い名物コース。リーゼンと較べると、ピッチは短め、ふり幅小さめ、バンク少なめの高速コブ。斜度は大したことないので難易度は低いのかと思いきや、こういうコースではそれなりの高速コブが待っているから侮れない。午前中はガチガチに締まっていたので、もはや暴走殺人コブと言ってよく、それなりの技術を持っていないと対応できない。午後はかなり緩んで楽しめるコブになってくれた♪