OPEN
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〒377-1611 群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣バラギ高原 [地図]
東京から車で170分 電車で200分
快適な初、中級者天国
☆☆☆★ 3.5 普通。条件が合えば楽しめる。
【総評】
2月13日、8年ぶり再訪。
何処を滑ってもラクチンな緩、中斜面が延々続くスキー場。俺にとってはちょっと刺激がなさ過ぎて、なかなか行く機会がないのだが、今回はチビを連れて行くというので付き合ってやった。そんな俺も、小学生の頃やボードを始めたばかりの時は何度も通って練習した思い入れの強いスキー場だ。
トップの標高は2,100mと非常に高く、標高差も700mを超える堂々たる規模。関東最長のゴンドラを擁し、初級者でも山頂から4.5kmのコースを滑れる。それも、夏場の道路を使ったクネクネの細い林間コースなどではなく、メインのコースを滑れるのだから、こんなスキー場は全国的にも珍しいだろう。
標高が高く、とにかく気温が低いので雪質は特上クラス。教科書に出てくるようなキレイな雪の結晶がそのまま降っていることも多い。ただ、降雪量はあまり多くなく、軽すぎてすぐ風で飛ばされてしまうので、腰まで潜るようなバッフバフのパウダーランは期待できないし、吹き曝しの部分はカチカチの下地が露出してしまうのが難点だ。
直営のリゾートホテルもあり、施設は総じて綺麗で快適。左手に本白根、右手に浅間山を望む壮大な景観。初、中級者にとってはこの上ないスキー場だろう。
ただし、平日は営業しているレストランが少なく、団体とカブると少々不便な点もあるよう。心配な人は事前に電話で問い合わせた方が良さそうです。
【ここが×】
▼▼ 上級者には物足りない ▼▼
パークはあるようなので(俺はパークには入らないから詳細は不明)飛んだり擦ったりが好きな人は遊べるだろうが、フリーランメインの上級者は飽きちゃうかな。コースは多いし、バラギ側は幅も広いんだから、せめて半面、できれば全面非圧雪のコースを一本くらい残してくれればいいのに。どっかに一本くらいラインコブでも造ってくれればいいのに。サイドカントリーや廃止コース跡などパウダー喰いもできなくはないが、コース外滑走はもちろん公式にはNG。せっかく雪質がいいのに、コース内は全部圧雪しちゃうのはちょっと勿体ない。
【天候・気温】 上部、雪のち曇。下部、晴。日中、トップで-10℃。
【公表積雪深・雪質】 150㎝ 乾雪
【リフト、コースオープン状況】
第6デュオ、平日運休。全コースオープン。
【混雑状況】
水曜、1日券割引のハッピーデー。高校の団体あり。一般客も寂しくない程度。ゴンドラ待ちは、団体とカブると数分。シングルレーン有。リフト待ちはなし。ドルチェコース、団体でやや混雑。それ以外は支障をきたすような混雑なし。
【コース状況】
全コース整地。上部は薄い新雪。吹き曝しの部分は固い下地の露出あり。