- CirHill
- Type:-
- Riding Ability:-
- Riding Style:-
- 性別:秘密
- 誕生日:秘密
- 年齢:秘密
- 住所:秘密
CirHillさんの 志賀高原 ジャイアント、西館山 滑走レビュー
2024年01月28日 08時43分〜2024年01月28日 15時32分
検定本番!
朝から晴れて、青空と日光の反射できらめく雪面にテンションが上がる。白銀のゲレンデに勝利のシュプールを刻みたい。
午前は事前講習。ここで指導されたことは昨日の内容と被るが、加えて
・ストック位置
結構前に出して頭頂を頂点とする富士山型に広げる。高さはブーツ先端に垂直についたときくらい。幅はゴーグル視界の隅に手が入るくらい。こうすることで見栄えがよくなるし、前傾になるし、バランスも取りやすい。過多はNGだが前傾が基本。ブーツのタンと背中のラインが並行になるくらい。一般的傾向として、ターン前半は前傾でも、後半で後傾となると場合があることに留意。
・足首膝の曲げ伸ばし
ターン前半でしゃがみ込み、後半で伸ばす(伸ばすというより前に出ていく)動きをすることが必要。しゃがみ込みは普段一般的にゲレンデで見られるものよりも結構低いのが正解。この動きをリズミカルにやっていく。足首の動きはブーツのバックル上2つを外した状態で練習するのもよい。バックルを外しても問題なく滑れればうまくバランスを取れているということ。
ということで午前中しっかり練習。受験者は5人。多過ぎないので、滑走機会が多く、一人あたりにかける時間も長くとれ、丁寧な指導を受けられた。
昼食はホテルベルグでゲン担ぎのカツカレー。その後、本番までに2本練習で滑った。
いよいよ本番。雪面のコンディションは上々。親雪こそないが、溶けて凍ったりしたかんじではない。一昨日昨日今日で何度も滑ったバーンだがやはり緊張する。しかし、慣れたもので急斜面ながら恐怖心はあまりない。
シュテム、小回り、大回り。何度も繰り返した滑りのはずだが、普段とは違い滑った後にかなり心拍数が上がっているのが分かる。うまくできたか?外足加重、股関節の回旋が甘かった?特に大回りが緊張の糸が切れてあまり外に乗れなかった?よく分からない。ポカはしなかったと思うが、確信もない。ペーパーテストを受けると自己採点で結果は予測できる(特に基本情報みたいなCBTだと即座に点数が出たりする)が、スキー検定は全く読み切れないので、非常にドキドキする。
検定が終わった後、同じバーンで1級の検定をやっていた。1級は不整地もあるが、今日のバーンには不整地はないので、整地を不整地扱いとしてやるらしい(もしかして1級受験者にとっては穴場?)。検定員いわく、見る動きは整地と不整地扱いで違うそうだが…。
ともかく、2泊3日の緊張から解放されたということで、発表時間までようやくジャイアント縛りを解禁して山頂ツアーに出かける。寺子屋に行って少し滑り、それからオリンピックコース、発哺ブナ平を辿って東館山を降りてきた。
そして結果発表。合格していた!
65/65/65、ギリギリではあるが、なんとか合格できた。人目もあるし叫んだりはしないが、舞い上がるような気持ちである。嬉しい!
やはり練習の成果ではあるのだが、まず思い浮かぶのは、今回の志賀高原行き、正月休みの富良野行きと、家庭への責任を放棄しての雪山への単騎遠征を快く送り出してくれた妻への感謝である。このような理解がなければ練習を積む機会、そもそも検定を受ける機会すらなかっただろう。
資金はかかったが、やはりスクールに入ることの効果が大きかった。昨日今日は特にそうだし、それ以前の分も含めて、スクールに入った前後で技術水準が一気に向上することを感じる。とはいえ、結局検定では頭が真っ白になり普段の地金が出るので、習ったことをしっかり自分のものにする練習も極めて重要だが。指導員の方々にも感謝したい。
指導を受けながら、講師によって言ってることが微妙に違ったりするのだが、それでも自分の中で、要するにこういうことか、と内容を把握し、少しずつ実践に移して手応えを感じることができ、本に書いてある内容ともリンクさせることができるようになってきて、そこでのようやくの合格、という感じである。達成感がある。
今回の合格が三度目の正直で、21-22シーズンから苦節2年の道程が実ったわけである。そして、この栄光を日本のスキーの歴史にとって意義深い場所であり、同時に私のスキーの歴史の始まりの場所、つまり高校時代のスキー学校で初めてスキーを始めた場所でもある志賀高原で刻むことができたことは感慨深い。
かなり薄氷の合格だったかもしれないが、ともかくこれで2級ホルダーとなった。2級ホルダーとして恥ずかしくない滑りをできるように、今後も研鑽していきたい。次は1級!といきたいところだが、検定は本当にきついからもう当分は…と思う部分もある。しかし、ここまでくるとまた次の世界を知ってみたい気持ちもある。ゆくゆくはチャレンジするかもしれない。
最後の一本は再びジャイアントゲレンデで、感謝と感慨を胸に滑った。
リフトアップし、ホテル五郎兵衛に滑り込み、荷物を片して一瞬だけ温泉に浸かり帰路へ。
悲願の栄光を手にした大成功の遠征であった。
以下、指導内容メモ(岩崎講師)
ストック位置
高さはブーツ先端についたくらい
ハの字に広げる
手がゴーグル視界の隅
こうすることで前傾をとれる
ブーツのタンのラインと上体のラインが平行
前傾過多はngだが、一般的傾向でターン前半は前傾でも後半で後傾にいきがちなことに留意
足首膝の曲げ伸ばし、ブーツのバックル上2つを外して練習
シュテムは外に出す板は気持ち後ろめ、そうすることで上体がローテーションしないで済む
小回りでもしっかりターンはする
本日の滑走記録
滑走本数 | 17本 |
最高速度 | 53.5km/h |
滑走距離 | 30.5km |
リフト回数 | 17本 |
消費カロリー | 929kcal |
今回の滑走詳細一覧
回 | 最高速度 | 平均速度 | 滑走時間 | 滑走距離 | 標高差 | 開始時刻 | 終了時刻 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1本目 | 37.2km/h | 13.5km/h | 00:08:25 | 1.9km | 109m | 08時44分 | 09時01分 | |
2本目 | 46.7km/h | 37.8km/h | 00:01:38 | 1km | 217m | 09時10分 | 09時13分 | |
3本目 | 42.2km/h | 12.5km/h | 00:06:15 | 1.3km | 237m | 09時21分 | 09時34分 | |
4本目 | 36.2km/h | 5.9km/h | 00:24:35 | 2.4km | 184m | 09時43分 | 10時32分 | |
5本目 | 38.1km/h | 6.1km/h | 00:17:48 | 1.8km | 233m | 10時38分 | 11時14分 | |
6本目 | 39.9km/h | 11.1km/h | 00:14:26 | 2.7km | 195m | 11時22分 | 12時24分 | |
7本目 | 44.5km/h | 45.4km/h | 00:01:35 | 1.2km | 231m | 12時30分 | 12時34分 | |
8本目 | 46.1km/h | 37.8km/h | 00:02:02 | 1.3km | 235m | 12時42分 | 12時46分 | |
9本目 | 34.2km/h | 4.9km/h | 00:24:53 | 2km | 235m | 12時55分 | 13時44分 | |
10本目 | 35.2km/h | 33.5km/h | 00:01:27 | 0.8km | 38m | 14時02分 | 14時05分 | |
11本目 | 41.5km/h | 42.1km/h | 00:01:25 | 1km | 116m | 14時09分 | 14時12分 | |
12本目 | 53.5km/h | 47.6km/h | 00:01:05 | 0.9km | 117m | 14時16分 | 14時18分 | |
13本目 | 38.4km/h | 34.3km/h | 00:01:27 | 0.8km | 105m | 14時23分 | 14時26分 | |
14本目 | 42.8km/h | 36.1km/h | 00:06:10 | 3.7km | 384m | 14時30分 | 14時42分 | |
15本目 | 49.1km/h | 45.3km/h | 00:06:12 | 4.7km | 524m | 14時48分 | 15時12分 | |
16本目 | 41.8km/h | 29.7km/h | 00:03:18 | 1.6km | 158m | 15時17分 | 15時24分 | |
17本目 | 32.9km/h | 34.5km/h | 00:01:34 | 0.9km | 89m | 15時29分 | 15時32分 |