OPEN
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〒377-1614 群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代1017 [地図]
東京から車で170分 電車で200分
我が道をゆくスキー場 …ってコトかな
☆☆☆★ 3.5 悪くはないんだけどねぇ…
【総評】
1月29日、12年ぶり再訪。
此処は何とも評価の難しいスキー場だと思う。
歴史は古く、人工雪による早期オープンや、ポールバーンの常設など、いちお王道ともいえるオペレーションをずっと続けている割には知名度が無く、決して小規模ではないのに、現地に行くと見事に垢抜けないローカルスキー場のニオイがプンプン漂っている、そんな所なのだ。
特に気になったのが、公式HPにしろゲレンデ内にしろ、コースの細かい案内が不足していて、勝手知ったる常連以外の人にはちょっと分かり辛い部分があること。例えば、折角第2リフトを延長させたのに、HPには短いままの古いコースマップが残っているし、そのコースマップにしても、ライトゲレンデ下の連絡コースや第7リフト終点の右上にある斜面などに何も記載がなく、行ってみないと滑れるのかどうか分からない点がある。実際に滑っていても、コース内に案内表示は殆んどない…など、脇の甘いローカルスキー場特有の「こんなもんでいいだろ~」感が散見されてしまうのだ。
とは言え、コースそのものはそれなりに面白い。トップの第3リフトが休止(事実上廃止)されて、標高差は330mほどに減ってしまったが、上級から初級まで一通り揃っているし、コブもパウダーも喰える。比較的標高が高い寒冷地であるうえ、北東向きなので雪質も良い。ただし、パーク類は皆無なので、ひたすらフリーランで滑りを磨きたい人じゃないと飽きるだろう。この日も、ボーダーはほんの数人しかいなかった。
結局のところ、良くも悪くも我が道をゆくスキー場…と言っておけばいいのだろうか。先に書いた細かい案内不足にしろ、シャトルバス等の公共の足を確保する姿勢が全く見られない点にしろ、12年前と全く変わっていない垢抜けないセンターハウスにしろ、新規の一般客を積極的に呼ぶつもりはまるで無いみたいだし…。固定ファン、リピーターたちと共にただ地道に存続していく…首都圏からの日帰りも可能な華やかなエリアの中に、一つくらいはこんなスキー場があってもいいか、なんて思ったりもしたのだった。
【天候・気温】 雪のち曇 強風 日中の駐車場で-5℃
【公表積雪深・雪質】 140cm 乾雪
【リフト、コースオープン状況】
第5リフト 強風のため運休
第6リフト 高校生の団体のために第7リフトを動かしたのでその替わりで運休。普段は第6を動かして第7が運休。
カマン第1、第2 平日運休
第2リフト 強風のため15時頃から運休
カマン各コース平日クローズ
センターA中間部 降雪作業のため終日クローズ
それ以外は全面オープン。もちろん第2リフトが運休してからは上部コースは全滅。
【混雑状況】
平日。高校の団体あり。一般客はガラガラ。リリーフAとベース前は高校生で混雑。その他コースはガラガラ。
【上級コース&コブ状況】
◇◇センターA(上部)◇◇
整地。雪質が良くエッジが噛んで気持ちいいカービングバーン。ただし、この日は中間部がクローズしてたので距離は稼げない。
◇◇ライト◇◇
コース中央、整地。両端は非圧雪。コース左手の非圧雪部分はやや荒れた自然コブの上にスネパウ。コース右手の非圧雪部分はほぼ面ツルのスネパウ。1stトラックいただき♪因みにこのゲレンデ、下部に連絡コースがあってそのままファーストゲレンデに抜けられる。つまり第5リフトが運休してても滑れます。こういう細かい点をちゃんと分かるようにしてくれればいいんだけどねぇ…
◇◇ショート◇◇
まさかの整地。以前来た時はほぼ全面コブだった気がするが…。小回りの練習には好適だが距離が短い。
◇◇名無しのコース◇◇
第2の中間駅から第7の終点に向けて下りて行く斜面。マップにはコース名の記載なし。コース端にはラインコブができていたから間違いなく滑走可能なコースと思われる。この日は完全面ツルヒザ上パウダー。もちろん1stトラックいただき~♪コース端のコブは、新雪を被っていてもはっきり形が分かるほど深い。上下の動きを強調して滑ったら一発でアジャストして完走だった。
◇◇ホーム◇◇
初中級コースだが割と広い非圧雪部分が残してある。その非圧雪部分にラインコブ一本。やや浅め、ピッチやふり幅は標準的な滑り易いコブで、入門者の練習にいいだろう。