CirHillさんのガーラ湯沢スキー場(2020年12月20日)の滑走レビュー
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CirHillさんの ガーラ湯沢 滑走レビュー

2020年12月20日 11時17分〜2020年12月20日 16時33分

ゲレンデガーラ湯沢スキー場

20-21シーズンイン。本当はシーズンインは来週を予定していたが、湯沢エリアで豪雪という報道を知り、急遽JR東日本国内ツアーの予約を取り、ガーラ湯沢に行くことにした。GoToの恩恵で¥8,450。更に¥2,000の地域クーポン付きだ(電子クーポンなので少し面倒だが)。また、ガーラ湯沢は奇しくも今日が開業30周年らしい。

プランは越後湯沢までだったが、朝一に滑りたいのでガーラまで乗り越して、駅で追加で¥250を精算。8時前にガーラ湯沢駅に到着。

しかし、リフト券の引換に30分近くも並び、シーズン初っ端かつ初めてのマイギアでギアの展開にも手間取り、滑り出しは9時くらいになった。マルス券をそのままリフト券として、あるいはお得意のチケットレス技術を応用してをSuicaをリフト券として使えるようにすればいいのにと毎度思う。

滑り出しは中央エリアでジジ、エンターテイメントをしばらく回す。雪質は上々、ニューギアも上々。上越エリアということで重さはあるものの、12月にしてはかなり恵まれたパウダーだったように思う。ニューギアも滑る、曲がるの基本動作に問題はないようだった。

ただ、リフトは混んでいた。ソーシャブルとフェートンしか動かない上に、ソーシャブルでリフト下に吹き溜まりができて板を取られる事案が発生していて、急遽スタッフが運転中に除雪作業を強いられており、その為に減速運転だった。

10時過ぎ、バルーシュが動き出しそうで列ができていたのでそちらに並ぶ。ところが、待っても待っても動かない。結局途中で諦めてソーシャブルに並び直したが、30分も無駄にしてしまった。結局動いたのは11時。何かのトラブルだったのかもしれないが、動かない、止まっているときは、チョコ停なのかドカ停なのかのアナウンスがあってほしいものだ。

まだ12月ということと、コロナ自粛も合わせて考えて、人出はもっと少ないと見ていたが、やはり土日のガーラは混み過ぎな感じだ。今日は神立にでも行ったほうがよかったのかもしれない。

さて、そのうち、コーチが動き出したのでグルノーブルを数回連続で回す。ここは最高だった。斜面の難度も圧雪状態であれば私の実力にちょうどいい(ただし重雪になってくると厳しくなる)し、標高が高い為に雪質は更によくなる。それに、上級者限定というアナウンスがされていることもあってか、空いている。ということでスピードもかなり出せる。本当は景色がかなりいいこともポイントなのだが、今日は終日吹雪でそれはお預けだった。

それから、北エリアの方に降りて、オーレでカツカレーを食べて昼食。コーヒーも飲んだ。板にワックスを塗り直した。

午後はしばらく北エリアを回す。天気がますます悪くなって視界が効かなくなってきた。また、雪面も荒れるというか、どんどん雪が降り積もって重たくなってきた。そこにきて、シーズン初っ端ということもあってか身体が疲れてきて、調子が落ちてきたように感じ、何回かコケた。

どうも、吹雪は得意ではない。視界が悪くなると景色を眺めながら滑れるときと比べてテンションが下がるし、先が見えないことの恐怖、不安や、純粋に冷たい風雪がつらくて、腰が引けてしまう。腰が引けるということは後傾になるということで、そうなると板に身体がついていかずに振り回される形になり、不恰好だし終いには転ぶ。そうでなくても腿が水平に近くなって腿の筋肉にかかる負荷が増大し、あっという間にへとへとになる。とかく、スキーにとっていいことは何一つない。スキーはメンタルも結構あって、重力や速度を味方につけながら斜面に漕ぎ出してやろうという強い気持ちで、多少食い気味に向かっていくときの方が、フォームもよくなるし結果的にいい滑りになると思う。

とはいうものの、午後はスーパーブロードウェイを滑れたのが良かった。短いからあまり迫力はないものの、斜度の数字はグルノーブル以上だ(26度)。去年来たときはポールのコースになっていたが、今回は開放されており、好きなだけ滑れる。最初はコケたが、コツを掴むと結構気持ちよく滑れた。

それから、中央に戻り、また午前のようにグルノーブル、ジジ、エンターテイメントを回す。重雪や荒れでコース状態が悪化したことに加え、吹雪の悪化、疲労などで、この辺は思うように滑れなかった。リフト最終運行の17時まで粘ろうとも考えていたが、暗くもなってきたので、16時半過ぎに最後のクールダウンでメロディを滑り終了とした。ギアを撤収し、17時20分スキー場発のバスで引き上げる。

アフタースキーは中野屋本店で舞茸天そばを食べ、それから駅で土産購入、そして江神温泉で入浴。そうすると、ちょうど19時37分の新幹線の時間であった。

なお、今回は初めて購入したマイギア(板がAtomic Redster CS 157cm、ブーツがHead NEXO LYT 110 25.0cm、いずれも18-19モデル)の初舞台でもあった。

板はファーストインプレッションとしてはレンタルのものと比較して正直歴然とした差までは感じなかったが、滑る、曲がるという基本動作に違和感はなく、いい買い物となったと思う。強いて言えば、ラディウスが小さい(157cmでr=11)小回り用の板ということもあり、ターンのキレはいいように感じた。強めにターンをかけると身体がガッと横に持っていかれる感じ。また、板の設計の効果か塗り込んだワックスの撥水性が幸いしたか、平地を漕ぐときに漕ぎやすく感じた。

剛性感はしっかりしていた。グルノーブルコースで瞬間最大70km/hで飛ばしたときも大丈夫であった。去年にレンタル板で同じコースを滑ったときは、下部でかなりスピードが付いてきたときに、バタバタとフラッター現象のようなバタつきが発生して危険を感じたことがあるが、今回はそのようなことはなかった。下位モデルとはいえ、レースモデルの系譜を名乗るだけのことはあるというあたりか?そもそも、記録しているスキー場やコンディションが違うから単純比較できないが(去年はガーラのときはSnoway未導入)、70km/hという数字自体去年は出ていなかった。70km/hどころか、安比や上国では飛ばしても50km/h台だった。

また、レンタル板の頃は、特に雪質が悪いとき、エッジをかけようとしてかからないときなどバンバンと下から叩かれるような振動を受けたが、今回はあまり感じなかった。まぁこれは今回の雪質の良さの方が大きいだろうか。

一方、今回は終始激しく雪が降り続いていて、特に午後になると斜面の重み感が増してきたが、朝からの疲労の蓄積もあってか、午後はよくコケた。感覚としては、重い雪に板(特に谷側?)が潜りかけてそのまま取られてしまうかんじ。これに関しては、勿論第一義的には自らの技術不足に起因しているが、細身(センター幅72cm)で面積が小さく(雪面荷重が大きい)、ラディウスが小さくターンがかかりやすいという、かなり圧雪バーンよりに性能を割り振っている板の性格も多少は関係しているかもしれない。

深雪はあまり得意ではない。もしかすると、ターンを意識してゆっくり目にした方がいいのだろうか?板をつい回してしまうのかもしれないが、それを抑えめにするとか。それから、エッジを効かせて曲がろうとするけど、もっと面全体で体重をかけて曲がるようにするとかも要素かもしれない。とにかく、この辺りは検証が必要だ。

ブーツに関しては、まずはグラフィン素材採用で実現される軽さが印象的だった。これは単純に、軽さは正義といって良いだろう。

設計は一般的なレンタルブーツと比べてかなりタイトであり、フレックスも110ある(可変なので100に調整している)。店で履いたときはフィットしたが、家で試しに長時間履いてみると足が痺れてくることがあり、これで1日滑って大丈夫かという不安が少しあった。しかし、結論からいうと平気であった。スキーもそれなりに筋肉を使い心拍数が上がるから、血行が良くなり、その結果足に血が溜まらないので太さも少し細まる、という辺りだろうか。ただ、もう少し絞められそうだ→いや、キツい。少し緩めよう、というかんじで何度か調整することはあった。この辺りは慣れではあるが、フィット感が良いのはやはり安心には繋がると思う。レンタルブーツのときのように、カカトがどうも遊んでいる、などということは殆どなかった。

また、ブーツのキツさ対策として普段よりもかなり薄手の靴下、スキー用ではなく汎用のものを履いて臨んだが、こちらも特に弊害はなかった。

他、ギアに関していくつか課題を提示する。

まず、終わったらそのまま返せばいいレンタルと違って、雪をこそげ落として水気を拭き取ってからケースに収容しないといけないということで、マイギアの収容には時間がかかると分かった。不慣れもあってロッカーに戻ってから完全撤収まで30分以上もかかった。また、場所もかなり取るから隣に人がいるときなどは不自由すると思う。時間にはいままでより余裕を見る必要がある。

ヘルメットに関しては、硬いバーンでコケて頭を強打すると痛いし最悪死んでしまうので導入したが、少し問題もある。ゴーグルとの相性にやや難があり、意図せずゴーグルがずれてしまうことがあった。また、衝撃からはしっかり防御されるが、ヘルメットとゴーグルの間の額、生え際が僅からながら露出していて、強風に晒されると風が吹き込み、頭痛まで覚えることになる。内側にも帽子を被る等の対策が必要かもしれない。

また、当然分かっていたことではあるが、諸々全部スキーケースに収容して背負うと約16kgあり重い。キャスター付きの方が良かった気もするが、スキー場は大体雪道なのでキャスターの効果も限定的な気もする。スキーケースは背負式なのだが、歩くときに下端がふくらはぎと干渉して歩きづらいことが実際の使用で明らかになった。これに関しては、横持ち用の持ち手を右肩にかけて全体を右寄りにすることで解決できるようだ。まぁ、持ち運びは大変なのだが、それでもスキーで160cmに収まってるのは小さい方で、珍しく低身長が利点として働いた結果といえる。

今回を総括すると、シーズン初っ端でフィジカル的には結構疲れたし、必ずしも思う滑りができたわけではないという反省点もあり、また天候が悪く景色を眺めることができなかったことは残念だ。しかし、雪質は12月にしてはかなり恵まれていたし、それに助けられて楽しく滑れた面もある(雪の重さに苦戦した面も半分だが)。また、ニューギアの脚慣らしをし、概ね満足できるものであることも確認できた。20-21シーズンの滑り出しとしては、中々良いものになったと思う。

ガーラ湯沢 ガーラ湯沢

本日の滑走記録

滑走本数 23
最高速度 72.5km/h
滑走距離 30.5km
リフト回数 25
消費カロリー 721kcal

今回の滑走詳細一覧

最高速度 平均速度 滑走時間 滑走距離 標高差 開始時刻 終了時刻
1本目 65.4km/h 19.7km/h 00:02:45 0.9km 99m 11時20分 11時25分
2本目 69.6km/h 25.6km/h 00:02:12 0.9km 130m 11時32分 11時37分
3本目 62.1km/h 25.2km/h 00:01:55 0.8km 135m 11時41分 11時45分
4本目 49km/h 18km/h 00:02:43 0.8km 40m 11時51分 11時56分
5本目 51.6km/h 40.6km/h 00:02:45 1.9km 315m 12時00分 12時06分
6本目 41.5km/h 4.9km/h 00:27:01 2.2km 124m 12時12分 13時06分
7本目 31km/h 18.8km/h 00:03:47 1.2km 125m 13時09分 13時16分
8本目 35.6km/h 37.5km/h 00:01:43 1.1km 119m 13時23分 13時26分
9本目 36.8km/h 29km/h 00:02:02 1km 133m 13時30分 13時34分
10本目 32.6km/h 25.3km/h 00:02:08 0.9km 141m 13時38分 13時42分
11本目 39.1km/h 25.6km/h 00:03:03 1.3km 101m 13時47分 13時53分
12本目 38.7km/h 40.1km/h 00:01:17 0.9km 153m 13時56分 13時59分
13本目 41km/h 24km/h 00:03:12 1.3km 64m 14時04分 14時11分
14本目 42.7km/h 23.3km/h 00:06:57 2.7km 64m 14時13分 14時27分
15本目 41.7km/h 28.7km/h 00:03:50 1.8km 276m 14時39分 14時47分
16本目 33.8km/h 29.4km/h 00:02:15 1.1km 159m 14時54分 14時58分
17本目 42.6km/h 12.2km/h 00:05:00 1km 112m 15時13分 15時23分
18本目 34.7km/h 20.4km/h 00:02:52 1km 121m 15時28分 15時33分
19本目 36.1km/h 26.9km/h 00:04:23 2km 305m 15時38分 15時47分
20本目 38km/h 33.8km/h 00:01:53 1.1km 162m 15時52分 15時56分
21本目 36.9km/h 29km/h 00:02:42 1.3km 88m 16時01分 16時07分
22本目 26.9km/h 27.6km/h 00:03:03 1.4km 105m 16時10分 16時16分
23本目 28km/h 17.1km/h 00:06:22 1.8km 211m 16時20分 16時33分

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